Staff Interview
技能職(大工) 岩原 大樹
「木造の現場を選んで、本当に良かった」
技能職(大工)
2016年入社
岩原 大樹 Daiki Iwahara
Profile
北海道出身。木工が趣味だった祖父の影響を受け、木に携わる仕事を志すように。 入社後は住友林業建築技術専門校で技術を学び、国内の技能五輪で金メダルを獲得。 ロシアで開催された世界大会にも出場した。現在は若手親方として活躍している。
毎日の現場も、
お客様から見れば一生に一度。
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木を一番大切に扱う会社を探して
祖父が趣味の木工で木彫りの置物などを作っていたので、幼少期から木材や工具が身近にある環境で育ちました。その影響か、子供のころから木に携わるモノづくりへのあこがれがあったのだと思います。迷いなく大工を目指し、工業高校へ進み、建築を学びました。就職活動ではやはり木の家にこだわりたくて、木造の会社に絞って探していました。そんな中、出会ったのが現在の会社です。山林経営から資材流通、家づくりまで行っている住友林業グループとして、木をとても大切に扱っていると感じ、入社を決めました。
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建築技術専門校で学んだ技と心
当社の特長として、入社後に1年間 住友林業建築技術専門校で学ぶ制度があります。高卒でいきなり現場配属では心も技術も準備ができないと思いますので、木造住宅の技術や学科を学べたのはとてもありがたかったですね。同期の仲間もでき、現在でもそのメンバーと仕事をすることも多いです。
専門校時代には大工職の技術を競う技能五輪全国大会で金メダルを獲得でき、世界大会に出場することもできました。世界大会は道具も課題のスケールもまるで違うので苦労しましたが、作業現場の整理整頓、清掃の精神を海外選手から褒められたことを覚えています。そうした精神面まで身に着けることができる良い制度だと思います。 -
常にお客様目線を忘れずに
入社後、いつも言われていたのが、「お客様目線で仕事をしろ」でした。自分たちにとっては毎日の仕事、いわば日常の一部である建築現場も、お客様にとっては一生に一度の大切な現場です。
ちょっとした傷やホコリなども見逃さず、一つの作業が終わったら丁寧にほうきがけをする…。自分の目線では気づけないこともお客様目線になると見えてくる場合があります。専門校時代に叩き込まれた整理整頓・清掃の意識は、自分の中で特に大切にしていますね。 もう一つ大切にしているのは、人とのつながりです。自分ひとりにいくら高い技術があっても、建築はうまく行きません。私も後輩が増えてきたので、先輩たちにしてもらったようにコミュニケーションを取ることを心掛け、チームワークを育んでいます。 -
指名してもらえる職人を目指して
2021年の4~5月、初めて親方として一棟の現場を立ち上げから竣工まで任せてもらいました。自分が責任者としてすべてに携わった物件はとても思い入れが深いです。 弊社は約7年で一人前になれるよう育成するプログラムがあり、多くの人は8年目で一人前の職人として独立していきます。私もいずれは技術で信頼を得て、「この大工さんに担当してもらいたい」と指名してもらえる職人になりたいと思います。 子供の頃の工作がきっかけで就いた木造大工の仕事ですが、思っていた以上に楽しく、やりがいを感じています。お客様が喜んでいる姿を生で見られるのも嬉しいですし、何より木の現場が居心地が良いですね、この仕事と会社を選んで本当に良かったと思っています。
Up!
住友林業
ホームエンジニアリングの
魅力は?
「職人をなによりも大切に育て、接してくれる気風があること。 職人を育成する専門校があることも大きな魅力です。」